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流しの仕事が成立する条件

最終更新: 1月5日


現代社会ではあまり馴染みのない流しの仕事ですが、とても簡単な仕組みで成り立っています。具体的には下記3つの条件を満たす必要があります。 ①売物があること ②場所があること ③需要があること それでは説明をしてまいりましょう。

①売物があること 商売をするなら、なにかを提供しなければなりません。我々ギター流しで言えば、音楽であり伴奏であり歌であり、生演奏であります。マジシャンの流しであれば、手品。占い師であれば手相占いや星占い、マッサージならマッサージ。売物を定めることです。そしてしっかりと「これを売っています」「これを提供します」と表明し、また世間に分かるようにしておくことが重要です。 ②場所があること

さて売物が定まったら、どこで売るのかを決めます。自分の売物を買ってくれそうなお客さんがいるか?量的に自分の求める売上が確保できそうか。チップをもらえる客数、客層があるのか?治安はどうか?経費はどのくらいかかるか?などをチェックします。

また、流す場所を勝手に決められるとは限りません。その街、お店、横丁などで流し商売ができるかどうか?をしっかり確認し、しかるべきところに許可をとらねばなりません。個々の店舗の理解や賛同も不可欠です。

基本的に流しは個人事業で、全方位に気を使う必要があります。これは平成流し組合が定めた義務や押し付けではありません。商売をする上での常識みたいなものです。きちんと誠意をもって、挨拶やお願い、応対をしていく。それらの態度・行動によって流しとして生きる場を初めて得られます。このステップを理解しないと結果はトラブルまっしぐらです(実例多々あり)。自らの行動が自らを守ります。

③需要があること

①②の要素が揃ったところで、いざ流し始めて「想定してたより需要がない」という可能性もあります。ただ需要のあり/なしを断言的に見分けるのは結構むずかしいです。お客さんの全体数、流しを楽しむ人数、リクエストする人数、リクエスト数、チップを払う人数、チップの額、いろいろ要素があります。簡単に言うと、仕事として続けていけるだけの売上がたつか?ということが一番の重要事項でしょう。流しとして生きていけませんから。 30人の客数で、10人からリクエストがある。 300人の客数で、11人からリクエストがある。 100人の客数で、20人からリクエストがある。ただしチップが少ない。 上記のようなことがあります。また1人からのリクエストがたくさんある場合もあります。リクエストは少しなのに、たくさんチップをくれる人もいます。 どこで何をやるにせよ、何かしらの需要が必要です。それが本来の自分が売りたい見せたい聴かせたいものであるかどうか分かりません。人間として親しまれ義理でリクエストをもらう、などということも大いにあります。流しにおいてはそれも需要だと思います。


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