平成流し組合_Heisei Nagashi Group
流しとは?
November 19, 2017
流し(ながし)はざっくり言ってWikipediaの通りであります。楽器を持って酒場などを移動しながら、お客さんのリクエストに応え歌ったり、伴奏してあげたりする者を指します。そしてチップや定額の御金をいただくのが普通ですが、ウィキペディアではそこまでは書かれていません。なので「職業」を指すのかどうか定かではありません。流しと言えば、ギター流し、流し歌手、バイオリン流し、などを指すのが一般的で、マジシャンなどの場合は「流しのマジシャン」となり、ホステスなら「流しのホステス」となります。
流しは、移動しながら、いつでもどこでも演奏をします。そのため生音、生演奏が基本です。生音が出る楽器が必要であり、また音が大きすぎず、小さすぎない程度、というさじ加減が必要となります。
流しは職業か?流しと演歌師
November 19, 2017
江戸時代の旅芸人、巷間芸能人、などのラインで捉えれば「仕事」だと思います。しかし明治時代から始まった添田唖蝉坊や鳥取春陽などの演歌師のラインで考えると、それは仕事ではなく「社会運動」的要素が大きいでしょう。演歌師の「演」はもともと演説の「演」です。明治時代に入り変化していく社会を風刺し、節にのせて歌う社会派の歌手、それが「演歌師」です。民衆の声を代弁する活動で、政治~下ネタまでをユーモアをまじえた歌が今もたくさん残っています。
演歌師たちが人気を博したからでしょう、あちこちでフォロワーたちが出ました。やがて社会風刺だけでなく、いわゆる流行歌が歌われるようになった模様です。当時の演歌師がどういうビジネス形態で成り立っていたか詳細は不明です。しかしニーズがあれば御金が集まるのは自然なことであったでしょう。その後、戦後にかけて、リクエストに応えて演奏や伴奏をする形式が「流し」と呼ばれ、現代人が知っているようないわゆる演歌をを専門、または中心に演奏する流しを「演歌師」と呼ぶようになりました。
流しは歌手の登竜門だった
November 19, 2017
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