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流しデビューする人へのメッセージ

楽しみと同時に、いろいろ不安もあると思います。酒場で飲んでいる席に対して、まず、どうアプローチするのか。一番のカベです。当然と言えば当然で、まだ未経験なのに、自然にできる、というのはあり得ません。不自然な緊張の中で歩くことになります。だから、その上、さらに難しいアプローチをする必要はありません。楽器を持って、流しとして歩けば、興味を持つ人がいます。メニューを用意してサッと渡し「流しです、一曲いかがですか」で、自然なアプローチになります。


どこか一席でも演奏ができると、その周囲への宣伝になります。1つのフロアーでダミーでもサクラでも演奏ができると宣伝効果大です。潜在的には興味を持っていても、最初のお客になるのは気が引ける、というお客さんがいるからです。


プレッシャーのかからない初心者用流しのやり方として、下記のように簡単に書きます。


■初心者にオススメな流し方


1. 店舗スタッフに挨拶

2. ゆっくり店内巡回

3. 反応のある席にメニューを渡す

4. 研修で、お試し(無料)でOKと告げる

5. 各店、一曲は演奏にこぎつける(宣伝効果)

6. 2巡くらい店内をまわって反応なければ次店へ


■不安の分解

なにが不安なのか、一つ一つ注目して、少しでも解消してもらえればと思います。


・接客できるのか不安

まず売り込みを考えるとプレッシャーです。他人に話しかけた上、歌を聴かせ、なおかつお金をもらう。そう考えると不安だと思います。楽なやりかたは、売り込みを考えず、楽器をもって店内をゆっくり歩く。気づいて反応のある人と話す。メニューを渡す。やることを単純にして動きましょう。流しは商売ですが、最初は商売は度外視したほうが気楽にやれます。いかに演奏にこぎつけ、喜んでもらえるか、を最優先に体験しましょう。たぶん案外ちゃんとお金は集まってくると思います。


・店内での適切な立ち回りができるのか不安

お店の邪魔にならないか。迷惑かけていないか。心がけは大事です。しかし慣れないうちは正解が分かりません。最初に「流しが初めてで、ご迷惑かけるかもしれません」など、しっかり挨拶をしておきましょう。あとは気づける範囲で対応し、店舗スタッフとコミュニケーションをとりながら、各店における望ましいやり方を見出していくことになります。


・ちゃんと演奏できるのか不安

演奏する時の、立ち位置や、音環境、が毎度違います。演奏環境が変わるので、初心者のうちは、演奏に余裕のない曲は避けたほうがよいでしょう。実力自体は、その人の持ってるもので勝負するしかありませんので、開き直ってください。もし喜ばれないようならば向上させる必要はあります。しかし実際は相性の問題であるケースも多いです。その流しが愛好する、得意とする音楽系統と、お客の好みがマッチしていればラッキーで大抵うまくいきます。音楽は嗜好品で、好き好んで選ばれ楽しまれるものです。要は、人にはいろいろ好みがあるものだ、と認識しておくことです。同じことを度々言われることがあれば、改善を検討する部分がある、と捉えましょう。


・準備不足がないか不安

店舗ごと、一席ごと、なにがあるか分からない流しですから、準備をやりきることは不可能であると考えて下さい。その場で対応できることを、できるかぎりでやればOKです。


・トラブルがないか不安

流しは移動できます。なにか居づらいことがあれば「次がありますので」など言って去ることができます。こちらが特別に迷惑をかけたわけでなければ、去ってしまえば大丈夫です。同席しての飲みに誘われる、ギターを貸せと言われる、連絡先を知りたい、など、流し個人の許容範囲が違います。個人の判断OKです。


まとめ

それぞれの流しデビューをお楽しみ下さい。

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