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更新日:3月13日

グランマちかこ(今井千香子)

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1971年生まれ、岐阜県下呂市出身。

飛騨地方を拠点に音楽ライブ、レコーディング、ライブ配信、イベント企画運営を行う。東京では「流し」として活動。20歳で結婚、インドネシアで出産。その後、シングルマザーとして東京で育児に専念し、40歳で音楽活動再開。現在に至る。


ストーリーを伴った曲を好み、シャンソン、歌謡曲、ロック、アニソンなど深みのある低音から、高く通る声やシャウトを生かしたヴォーカルスタイルが特徴。


●流しを始めた経緯

「誰かのために歌を歌いたい」という思いが募り、孫が小学生に上がったのを機に、以前から興味を抱いていた「流し」の活動を始めました。この思いが強くなったのは、母が亡くなる時、そして父が亡くなる時に、彼らが好きだった私が歌うの歌を傍らで歌った経験があったからです。その時のことが、私の心に深く刻まれました。これからも歌を通じて、誰かの心に寄り添い、温もりを届けていきたいと思っています。


1999年 著書『アジアのミラクルパンチ』(徳間文庫)を発刊。


2010年~

40歳で音楽活動を再開。カルメンマキ&OZの川上シゲ氏に誘われ、本格的にプロとしての活動を開始。「美しき爆音計画」などのライブイベントを主催。毎年解される「スミダストリートジャズフェスティバル」には10年以上出演


2017年~

娘が出産するのに伴い、出身地である飛騨地方へ拠点を移し「好奇心、探究心、冒険心」を合言葉にした学習交流スペース「ルーンルーム」をオープン。駄菓子屋や様々な体験ができる場を提供し、プロミュージシャンによるライブイベントなども開催。

また、下呂市交流会館での「シナジーナイト」でのソロコンサートや、「下呂市合併15周年&下呂交流会館開館10周年記念 アクティブ・オールスター・コンサート」、高山市の「まちなみコンサート」などに出演。


2024年

「平成流し組合(全日本流し協会)」に所属し、定期的に東京で「流し」としての活動をスタート。オリジナルCD制作開始。


主な曲目


あぁ無情

I LOVE YOU

愛燦燦

愛をこめて花束を

赤いスイトピー

紅い花

朝日楼

アドロ

いい日旅立ち

いとしのエリー

異邦人

上を向いて歩こう

M

大空と大地の中で

お祭りマンボ

想いでぽろぽろ

喝采

悲しい酒

乾杯

コーヒー

ルンバ

恋におちて

枯葉

さくら

酒と泪と男と女

残酷な天使のテーゼ

島人ぬ宝

時代

Story

タッチ

チェリー

ダイナミック琉球

津軽のふるさと

なごり雪

涙そうそう

涙のキッス

難破船

ハナミズキ

舟歌

フレンズ

曼珠沙華

三日月

未来予想図II

未来へ

霧笛

もうひとつの土曜日

ラブイズオーバー

ラブストーリーは突然に

ルビーの指環

六本木心中

ロビンソン

夜空ノムコウ

DESPERADO

Stand by me

Fly me to the moon

Venus

真夜中のドア

ルー

ジュの伝言

やさしさに包まれたなら 

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楽曲リスト詳細

 
 
 

楽しみと同時に、いろいろ不安もあると思います。酒場で飲んでいる席に対して、まず、どうアプローチするのか。一番のカベです。当然と言えば当然で、まだ未経験なのに、自然にできる、というのはあり得ません。不自然な緊張の中で歩くことになります。だから、その上、さらに難しいアプローチをする必要はありません。楽器を持って、流しとして歩けば、興味を持つ人がいます。メニューを用意してサッと渡し「流しです、一曲いかがですか」で、自然なアプローチになります。


どこか一席でも演奏ができると、その周囲への宣伝になります。1つのフロアーでダミーでもサクラでも演奏ができると宣伝効果大です。潜在的には興味を持っていても、最初のお客になるのは気が引ける、というお客さんがいるからです。


プレッシャーのかからない初心者用流しのやり方として、下記のように簡単に書きます。


■初心者にオススメな流し方


1. 店舗スタッフに挨拶

2. ゆっくり店内巡回

3. 反応のある席にメニューを渡す

4. 研修で、お試し(無料)でOKと告げる

5. 各店、一曲は演奏にこぎつける(宣伝効果)

6. 2巡くらい店内をまわって反応なければ次店へ


■不安の分解

なにが不安なのか、一つ一つ注目して、少しでも解消してもらえればと思います。


・接客できるのか不安

まず売り込みを考えるとプレッシャーです。他人に話しかけた上、歌を聴かせ、なおかつお金をもらう。そう考えると不安だと思います。楽なやりかたは、売り込みを考えず、楽器をもって店内をゆっくり歩く。気づいて反応のある人と話す。メニューを渡す。やることを単純にして動きましょう。流しは商売ですが、最初は商売は度外視したほうが気楽にやれます。いかに演奏にこぎつけ、喜んでもらえるか、を最優先に体験しましょう。たぶん案外ちゃんとお金は集まってくると思います。


・店内での適切な立ち回りができるのか不安

お店の邪魔にならないか。迷惑かけていないか。心がけは大事です。しかし慣れないうちは正解が分かりません。最初に「流しが初めてで、ご迷惑かけるかもしれません」など、しっかり挨拶をしておきましょう。あとは気づける範囲で対応し、店舗スタッフとコミュニケーションをとりながら、各店における望ましいやり方を見出していくことになります。


・ちゃんと演奏できるのか不安

演奏する時の、立ち位置や、音環境、が毎度違います。演奏環境が変わるので、初心者のうちは、演奏に余裕のない曲は避けたほうがよいでしょう。実力自体は、その人の持ってるもので勝負するしかありませんので、開き直ってください。もし喜ばれないようならば向上させる必要はあります。しかし実際は相性の問題であるケースも多いです。その流しが愛好する、得意とする音楽系統と、お客の好みがマッチしていればラッキーで大抵うまくいきます。音楽は嗜好品で、好き好んで選ばれ楽しまれるものです。要は、人にはいろいろ好みがあるものだ、と認識しておくことです。同じことを度々言われることがあれば、改善を検討する部分がある、と捉えましょう。


・準備不足がないか不安

店舗ごと、一席ごと、なにがあるか分からない流しですから、準備をやりきることは不可能であると考えて下さい。その場で対応できることを、できるかぎりでやればOKです。


・トラブルがないか不安

流しは移動できます。なにか居づらいことがあれば「次がありますので」など言って去ることができます。こちらが特別に迷惑をかけたわけでなければ、去ってしまえば大丈夫です。同席しての飲みに誘われる、ギターを貸せと言われる、連絡先を知りたい、など、流し個人の許容範囲が違います。個人の判断OKです。


まとめ

それぞれの流しデビューをお楽しみ下さい。

 
 
 

更新日:2024年8月19日

ずばり楽しむ心です。やりたくて始めた活動、仕事だと思います。


ただし、日々、流し活動を続けていく中で、はじめた時の気持ちが薄れてしまうこともあります。刺激に慣れてしまうのですね。逆にルーキーの強みがそこにあります。不慣れな流しの環境に、スリルと同時に、強いパッションや感動がある。成功する新人ルーキーはそれらを勝手に振りまいて、周囲を感化し、実際とてもよく売れます。演奏や気配りの未熟さなどは、ルーキーのエネルギーでじゅうぶんに埋め合わせられるのです。


つまり、流しに必要なメンタルは、初心者向けと、すでに流しになった人向けと、2つ想定できます。いずれも回答は、楽しむ心。


楽しい。刺激がある。すると人は熱中する。金を払ってでもやる。またそれを見た周りの人もやりたくなる。歌いたくなる。関わりたくなる。自然なことです。


お金を稼ぐことは、自分の時間を犠牲にする代償で、ガマンが大事という考え方もあります。しかし、その姿勢では流しは難しいと思います。酒場の道化である流しは、昼間、ストレスもあるだろう勤め人の方々に、違う世界を見せるのが価値だからです。


芸術、音楽とは、豊かな戯れです。豊かでゼイタクなものです。流しは自らそこにドップリ浴して、自ら喜び、その余波で周りを感化しいく。そんなイメージを持つと良いと思います。


酒場のギター流しの風景
岩手のギター流しポールふじむらさん


 
 
 
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